写真と、カメラと。

写真とカメラと過ごす日々と、旅のこと。

2021年を振り返り

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今年もあとわずか。

というカウントも、振り返りも、普段はあまりしないのですが、余りにも過酷な状況の中で過ごした今年は、覚書のように振り返っておくのが良いかと思い記しておきます。

1月 先の見えない不安な新年を味わうのは生きた心地がしないものです。
戦争を体験していない世代として生まれて初めての経験なのではないかと思いました。

そのまま2,3月は緊急事態宣言に入り収入の目途が全く立たないという状況で、かなり心身の負担になりました。5月の連休まで度々続く状態の中でも、家族、友人、生徒さんたちが疲弊せず、むしろ楽観的な視点で状況を捉え、共にオンラインの活用など工夫をしながら歩みを止めずに来られた。それは私にとってすごい安心感を与えてくれました。

この間に生まれた「ものづくりワークショップ」から現在展開しているアクセサリーブランド「Loopie」が生まれていきます。

 

国の支援金を受けるために翻弄された反面、地域とのつながりを持つことができ、新たな人脈が生まれたことも不思議と面白さを感じています。
こんな事さえなければ、行政書士事務所へ足を運ぶことなどないだろうなと思うわけです。また、遠くへ行かずとも周辺には美味しいお店がたくさんあって、次はどんなお店に入ろうか?という楽しみもできました。

5月の下旬からは約2週間の個展「ゆるりら」を開催。
そこには、毎日のように遠方からも沢山の方々が来てくださって、2020年から始めたオールドレンズで撮影していたゆるやかな描写の写真を前に「疲れた心にとてもやさしい」「やっぱり近所でも写真撮らなくちゃ」と口々に話されていたことも印象的でした。

まさに「ゆるーく、リラックス」していただけたのではないかと。
自分なりに今やりたいこと・できることをしただけですが、写真の力を改めて感じることができました。

 

夏は危機的状況を感じるほどのコロナの状況。度重なる緊急事態宣言。

近くの幹線道路は昼夜問わず緊急自動車のサイレンの音が途切れることなく響き渡り、その事態の厳しさを痛感させられます。30分に3~4台出動・往来している。
驚きますよね。

それでも、一人一人の生活を止めるわけにもいかず。

そんな状況を分かってか否か、撮影、公募作品の講評や新製品レビューなど対面せずにできることを様々な方に提案頂くなど、これも嬉しい出来事が重なりました。

 

秋にはプロデューサーを務めた企画公募展「1pic」の開催。
アイアイエーギャラリー稲葉さんには大変お世話になり、ご参加いただいた37名の皆さんにも大変感謝しております。
中でも、遠方よりご参加いただくなど、これも逆ねじを食わせたような出来事。

SNSやオンラインでのつながりは今までの枠を広げる一因になったと思います。

実際に皆さんに会える日が来るのが楽しみです。

 

そして、アクセサリーブランド「Loopie」の展開
これも今までとは違う側面を探りながら、自分自身でできることを模索した一つの結果です。それも一人でできたわけではなく、プロダクトデザイナーの杉山さくらさん、半杭誠一郎さんはじめ、プレスリリース文を考えてくれた方、イメージ写真の撮影に快諾してくれた皆さんあってのこと。


本当にたくさんの人に恵まれ、関わっていただきながら今日を迎えた2021年。
苦しかったけどとても楽しかった。新しい出会いにも感謝しています。

来年は早々に個展を開催することができるなど、また新たな舞台が待っているのではないかと今から心を弾ませています。

来年、元気に皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

 

2021年12月30日

こばやしかをる