ゆるカメだから
ここ数か月。
皆さんも同じだと思いますが、思い切って、表立っての撮影は控えています。
空いている街中はなんとなく居心地の良さと悪さが共存していて、私も流石にデジイチ片手に積極的には撮ることは出来なかった。
そんな時、知り合いがSNSで引き取り手を探していたカメラに出会い譲っていただくことにしました。
それがこれ。缶カメラ。
フィルムカメラです。
350ml缶を模したものなのですが、スケルトンボディーにメカニカルなギアがカラフルかわいい!
どうやって撮るんだろ?と思う驚きのスタイルです。
90年代の落とし子だろうなぁ。初めて見ました。知らなかった。
というか、ユニークすぎて笑えました。
フラッシュつくんだ!(笑)赤いボタンがフラッシュ電源。シャッターは反対側の四角い部分。写真右側面の上蓋にあたる部分を思い切りひねって巻き上げます。
プルトップを立ち上げて、逆巻きにすると巻き上げです。
35㎜レンズ。写ルンですよりはちと狭い。
写るの~?とまじめに心配しましたが、この通り。ISO100業務用フィルムです。
なかなかどっしりと写ります。
網戸越しだけどよく写る。
難点が一つ。フィルムカウンターがないなので、「いつまで撮れるの?まだ行けるの?」と心配になります。
でもって、久々の感光。蓋開けちゃいました。
それがかえってよき効果になってアーティスティックに。
しっかりと写ること、パララックスが下に1㎝ほど。と、わかったので良しとします。
このカメラも、写ルンですも、そうですが、露出制御できない〝ゆるカメ〟に気持ち的に助けられたことは確かです。
急がないマイペースのご近所散歩。
そして気が向いたらシャッターを押す。
アレコレ考えすぎると撮らなきゃいけない気持ちになったりするけど、「なんかいっか。」って自分を許せるところが心地よかったことは確か。
フィルムで2020年を撮るというのはなんだか、20年後に意味が出てくるような気もします。
皆さんもたまには力まずに写ルンですとか使ってみてくださいね。
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ゆるカメ写真部もひっそりとやる気を出して頑張ってます。