ふたつの展示・ふたつのスクエア
リコーイメージングスクエア銀座が幕を下ろすニュースが流れ、誰しもが衝撃を受けたことだろう。行ったことがないし関係ない。という方もSNSには見受けられたが、それは写真を楽しむ者としては残念なことである。
和光、三越と並んで銀座のランドマークである三愛ビル。
女性なら〝水着を売ってた丸いビル〟といえば通じる人も多いのでは。（昭和女子ですね 笑）
そこにギャラリーができたなんて。
写真をやらなければ全く足を踏み入れることはなかったに違いない。
私はここでギャラリーのボランティア活動をしていた二人によって講師として起用いただき、講座を持つことができたのである。
振り返ればもうすでに6年以上も前。
銀座（という一等地）がはじめの一歩だなんて自分でも驚きだったし、初めての講座がプリントに関することであったのが私らしい。それを講座としてやりたいと仰っていただいたことが記憶に鮮明にある。
アコーディオン型の蛇腹アルバムを作るというものだった。
ここで講師をしていなかったら、今様々な場所でいろんな人たちと出会うことはなかったと思う。また、GRⅡのオリジナル講座GR Stylish Photo もGRのためにここで企画し生まれたものだった。
そんなに月日が流れたのかと思うと驚きでもあるし、感慨深い。
そんなリコーイメージングスクエア銀座での企画展である The secret 2020
銀座での最後の展示になるが、これも続けて参加できたことがありがたい。
展示作品には作家名が記載されず、純粋に、直感的に、自分の感性で写真の良さを感じていただける写真展。
これは参加している自分もとても楽しみなもの。皆さんにもぜひご覧いただきたいです。
展示会の詳細：
「The secret 2020」/ コミュニティ | RICOH IMAGING
コーヒー飲みながらゆったりとした空間で鑑賞できます。
2020年2月14日(金)18:30～レセプションパーティーを開催。どなたでもご参加いただけます。
そして、もう一つの展示がある。
これは私の講座の受講生がメインに活動している写真クラブ「SHUTTER CLUB」によるもの。20名の作家が 今、そしてこれから残していきたい東京の姿をとらえ、50点以上の作品が並びます。
リコーイメージングスクエア新宿 として記念すべき最後の出展。
この名で、この場所で開催できる意義を感じてもらう機会でもあるし、彼らにとってもこれから先の思い出になることだろう。
個性的だし、なかなか腕の立つ人も多く見ごたえがあるのでぜひご覧いただけたらと思います。私も顧問として監修し、作品2点を出展します。
展示の詳細：第2回 SHUTTER CLUB グループ展 「TOKYO Scrap and Build」
DMの写真に三愛ビルが写っているのもなかなかにくい。（意図してないだろうけど）
2/29は少しばかりギャラリートーク的なイベントをしようと思います。
こうして、二つのスクエアでの写真展に携われることは、私にとって改めてのスタートラインになる気がしていて、不安も期待も入り混じる気持ちであることは間違いないけれど、新しいことが始まるきっかけをいただいている。と思う。
何かかが大きく変わるとき、動き出すとき、痛みが伴うこともあるけれどそれがなかったら変われない。ということも理解している。
感謝の気持ちを込めて精一杯できれば。
うん。
追伸（？）
三つ目の展示 スクエア新宿でGR女子部によるイベントと展示もあるようです。
この機会に参加して思い出づくりもいいかも。
