多くのPENTAXファンが待ち望んでいたAPS-C一眼レフフラッグシップ機 K-3 MarkⅢが発売になりました。
私もPENTAX100周年イベントでのお披露目から首を長くして待ちわびた一人です。
仕事柄、いち早く(いや、今回は発表前ギリギリ)から使用させていただきました。
レビュー記事はおかげさまで多くの方にご覧いただけたようで嬉しく思います。
つい数日前に書き上げたこちらの記事もぜひ併せてご覧いただけると幸いです。
記事に掲載しなかった写真も数点ご覧いただけると嬉しいです。
ペンタックス K-3 Mark III / smc PENTAX-A 50mm F1.2
風に揺れてふわふわ感が増しました。
オールドレンズでの撮影は、本当にフィルムカメラを使っているような感覚に戻ることができました。
また、レンズ固有の特徴がデジタルカメラによって魅力を増します。
ペンタックス K-3 Mark III / smc PENTAX 135mm F2.5
まるでソフトフィルターを使ったような柔らかさ。でも美しく発色する。
フィルムカメラだったら、こうは写らないなぁということが多かった気がしています。
ペンタックス K-3 Mark III / smc PENTAX-A 50mm F1.2
ちょっとピントが甘かったけど、このタイミングを逃したくなかった。
HDR調のデジタルフィルターも利かせています。
ペンタックス K-3 Mark III / smc PENTAX 135mm F2.5
眩しい日差しの下ではソフトフォーカスをかけてふんわり感を。
ペンタックス K-3 Mark III / smc PENTAX-A 50mm F1.2
今までだったら眠たい感じに映るガラス越しの撮影。
ハイライトからシャドーまで階調がしっかりしています。
こんなレトロな雰囲気は、モノトーンのウォームトーン(温黒調)で。
オールドレンズを使って撮影するときの流れと言うか作法というか、そういうものがとにかく〝写真撮ってる!〟という感覚で楽しい。これは体験した人だけが味わう楽しさともどかしさ。
昔って「これが当たり前だったなぁ」と。
ペンタックスK-3 Mark III/ HD PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited
デジタルフィルターの色抽出で2色選んでいますが、色分離が良くて鮮やかに出せました。モノクロの黒もしっかり。
私自身、デジタル一眼を持ち始めた20年近く前までAF使ったことなかったので、改めてフィルムのように一枚一枚の写真を丁寧に撮影することを意識しました。
フラッグシップ機といえば高速シャッター、動体追尾、顔検出…etc 利便性に頼り、何でも捉えられるように感じてしまいますが、それよりも忘れかけていたことを思い出させてもらえた気がします。
長く付き合って、いろんなものを撮って、自分らしく新しい撮影スタイルを見つけてほしいな。
そうな風に思ったカメラ。
PENTAX K-3 MarkⅢです。
発売日に手元に届いた皆さん、おめでとうございます。
これからどんな作品が生まれるのかとても楽しみにしています!