写真と、カメラと。

写真とカメラと過ごす日々と、旅のこと。

写真+プラスα の楽しみ方

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世界中に拡大してしまった感染症のために、すっかり仕事がなくなったこのタイミングで「今また、少し前に戻る感覚で写真の楽しみ方を伝えるのも悪くないな。」と思いました。
自分がやってきたこと、主にクリエイティブ(創作的)な側面を振り返りながら、写真プリントの楽しみ方を改めて提案してみようと思います。

考えているうちに気が付いたことは、今まで作るというプロセスの中でhow to 本などを見返すと、アレコレ専門的な材料や部材を用意しなければできなかったモノが多いということ。ハードルが高すぎたのではないか=誰にでもできるものではなかったということです。

もちろん、リテラシーの高い人はいて、教えてもらう機会があればできる人もいます。
けど、続けられているか。そこが問題だと思うのです。

また、写真を楽しむのは全ての人であるはずが、それを女性目線になりすぎて一部のターゲットに絞り込みすぎたことも要因です。当然ながらマーケットセールスや戦略には必要なことなんですが、撮影を楽しむ人たちには一定のジャンルはあるものの撮った後のことをほとんど知らない。それこそが問題でもあるからです。

そして、過去10年来 消費者のマーケットはネットに移行しました。もちろん、すべてではありませんが、誰にでも手に入れられるモノが増えたといえます。
そうした背景を汲み入れ、写真プリント+〇〇な楽しみ方を〝Photo Plus〟として提案できればと思っています。

 ほんのちょっとしたこと。
 どんな写真でも楽しめること。
 誰にでもできること。

写真をプリントする文化が衰退していることは認めざるを得ませんが、様々なプリントサービスを提案する立場、作品プリントを仕上げる現場にいた者として、写真を楽しむことの行為が撮影だけに終わらず、少しでもプリントする楽しさにつながればいいなと思っています。

これから少しずつお伝えしますね。