写真と、カメラと。

写真とカメラと過ごす日々と、旅のこと。

TRAVEL 55 | 伊豆大島 #3 元町 

大島には港町が3つある。
20年以上前に初めて訪れた元町。港近くの民宿に泊まった記憶も鮮明だが、やはりその頃と比べると閑散としてしまっているのは否めない。

伊豆大島の中心街でもあるが、ここのところバスの乗り継ぎに立ち寄る程度だったので、ゆっくりと歩いたのはその時以来になる。

客船ターミナル前の丸ポスト
潮風を浴びるので錆ているが港町らしい。

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出帆港である客船ターミナルは町のお祭りで人の集う場所。
毎年行われる椿まつりの夜祭で今年は文京学院大学の学生たちが1,200個の椿ランタンを飾ったそう。
そして、島友は太鼓の演奏(演技)に出演している。

元町からの眺めは開けていて気持ちがいい。

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太平洋の深く青い海。
この日は快晴に恵まれて、お隣のキスチョコみたいな形の利島、その左側新島、右側奥神津島まで見渡せた。

 

元町は小高い丘の上にある。といってよい。
伊豆大島全体がそんなイメージだけど。)

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眺望よし。海の向こうには伊豆半島

町を歩くと島らしい佇まいの家屋が並んでいて、島に来たことを実感。

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島の暮らしは、どこの島に行っても感じることだが、「朝働いて、昼間休んで、夜は飲む。」そんなイメージを持っているが、間違っていたら申し訳ない。

と思いつつも、そんな雰囲気が漂っている。

昭和のままで止まっている、夜はにぎやかであろうお店が路地に点在。

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レジャー、観光の盛んだった昭和の離島ブームの名残りなんだろうな。と感じさせるこうした場所を記録することも、今しておかなければならないことと自分では思っている。

 

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木造家屋 季節外れのススキたち。

 

そんな反面、近年は新たにゲストハウスも誕生し、元町以外にもゲストハウスやシェアハウス、ペンションなどリフォームされたきれいな宿泊施設も増えてきた。

 

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この旅で初めて止まったBookTeaBed(ぶってぃーべっど)
ブックカフェを兼ねていて、夜はバーにもなるので一人で泊まっても時間を持て余すことなく過ごせる。
ここで人生初のドミトリーを体験させてもらった。

 

夕刻 外に出ると、筋雲が大きく羽を広げたような形で伊豆半島から伸びていた。

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港町らしい光景に出会えたことはこの上ないラッキーだ。

この日の雨予報も吹き飛ばし、晴れ女立証。

 

翌朝起きて、カフェでホットサンドとカフェラテのモーニングセットを頂きながら、日常と変わらなく過ごせたことに感謝。

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ホットサンドは昔ながらの小麦粉のほっこりした味わいあるパンの耳が印象的。島のベーカリーペルルさんで調達しているそう。
今度はそこにも立ち寄りたい。


まだまだ知らないことばかりだし、どんどん変化して新しくなっていってもらいたい。

 

いろんな期待を抱く朝だった。


使用カメラ:元町からの島の眺め一枚PENTAX KP/それ以外は GRIII