来年やりたいこと
年末にいくつか嬉しいお話を頂き、なんとなく来年やりたいことが見えてきました。
と言っても形になるまでは時間を要するものもあるのですが、まだまだ写真に向かい合って生きていけそうです。
一つ目
ちょっと小高い山などをハイキングできるようになりたい。山登りとはいかなくとも気分転換・息抜きできる場所で自然に触れる時間が欲しいです。もちろん写真を撮りながら。
いや、島でもいいか(笑)
二つ目
生まれ育った町の現在の姿を写真に収めること。
大河ドラマで少々名が知れましたが、観光写真ではなく自分が見聞きし感じたことと、今からこの先へ残したいものを。
三つ目
エッセイを書くこと。
構想はあるのだけど、なんだかここ数年で頭の中でモヤモヤしていて上手くまとまらないものをまとめてみたい。
四つ目
写真教室とかいう概念を超えた新しい場所、多分コミュニティのようなもの。
〝教えてもらう〟というスタンスは今やSNSで十分すぎることも多い。しかも受け身でいれば学びはほぼないも同然。
とはいえ、「みんなで撮ると楽しいね!」だけではないことが大事だとここ数年考えています。
オンラインなんかも活かされていくんだろう。
どれもまだモヤモヤのままだけど、来年の今頃
あれもこれもできた。
と言えたら嬉しいな。
2022年1月個展「curiosity -好奇心-」開催
皆さん、ブログご無沙汰しております。
緊急事態宣言後とにかく、バタバタとして時間が過ぎていきました。
そして2021年も残すところあと10日という今日、新年のお知らせをお届けいたします。
2022年1月11日(火)~22日(土)両国ピクトリコショップ&ギャラリーにて個展を開催する運びとなりました。
写真とカメラに携わるようになり25年。その間に体験してきた写真表現方法、日常の中で出会う被写体と対峙することにより生まれた独特な視点と時間の流れ、造形の趣を捉え、身近な静物をファインアートとして表現した作品をモノクロームと多重露光を中心に、国際写真賞 IPA 2021 佳作入選作品を含む全23点で構成します。
ぜひこの機会に写真表現の楽しさをご鑑賞ください。
私にしては珍しくモノクロ写真がメインの個展です。
先日ピクトリコショップ&ギャラリーにて打ち合わせを行いプリント用紙を決めてきたのですが、その仕上がりを想像すると作品への思いが重なっていくのではないかと感じて高揚しました。
今回の展示作品には、自分自身で気がつかなかったことに気づかされた「ご近所フォト」の源泉となる一筋が流れています。
またその言葉とは裏腹に静かな時間の流れや、なぜモノクロなのか?ということも感じていただけるのではないかと思います。
ぜひ会場でご高覧いただけると嬉しいです。
こばやしかをる写真展「curiosity ―好奇心-」
期間:2022年1月11日(火)~1月22日(土)※16日・17月 休み
営業時間:11:00~18:00
場所:ピクトリコ ショップ&ギャラリー(両国)
PICTORICO(ピクトリコ) - 創作意欲をかきたてるインクジェットメディア
会期中は展示作品および、カレンダーの販売、そして自身が立ち上げたアクセサリーブランド「Loopie(ルーピィ)」のカメラストラップ等も販売いたします。
こちらは、オンラインショップで好評発売中の商品を直接手に取ってご覧いただける機会となります。もちろんご購入もいただけます。
展示会では新商品の発表・販売も行う予定です。
新年皆様にお会いできることを楽しみにしております。
カメラバッグ|ハクバ IND2(インダツー)M200
新しいカメラバッグを迎えました。
悩んだ末に、やはりシンプルなものが好きな私はユニセックスデザインをチョイス。
HAKUBA IND2(インダツー)M200です。
というのも、このバッグのデザインは、かのARTISAN ARTIST創業者であり、プロダクトデザイナーである半杭さんが監修しているもの。
今ではプロのための愛用品ブランド「INDASTRIA」を手掛けていらっしゃいます。
GRファンならご存知なのではないでしょうか。
私はカバン自体の重さがあるモノがとても苦手なのでいつも実物を見て購入します。
素材感や容量、カメラの重量や体のサイズとのバランスが大事。
手に取れば、モノづくりのデザイナーらしい配慮が感じられたところが決め手になりました。
そして、なんとシンプルで格好いいんだろうと感心。
カメラバッグでありながらセンスを感じるデザイン。素材と質感の良さ。
ブランドタグもアクセントになるように添えられています。
ファスナーは防水仕様でありながら滑らかに開閉します。また、ジッパータブの長さが絶妙。すごく扱いやすいです。
重量があっても持ちやすいハンドル(持ち手)には芯が入っています。
よれたりしないのがいい。
こういうところは手に取らないとわからない感触ですね。
カバンの底面は本体と同じものや切替た素材のものが多いですが、ここがまた配慮を感じる点。素材に使われているターポリンは屋外広告物などに使用される汚れにも水にも強い素材です。
側面から見ても野暮ったくないデザインがいい。
縫い目もしっかりと頑丈です。
インナーは赤。ブランドイメージカラーですね。
仕切りクッションは2枚。
カメラバッグではありますが、レンズだけを数本入れて持ち歩こうかと考え中。
最近のレンズ大きいですからね。。。
カメラボディはリュックに2台も可能かな。
中身を入れるところを動画にしてみましたので、ご参考になれば幸いです。
M200より小ぶりなM100や サイドポケットのついたPシリーズ、インナーケースのAシリーズなどラインアップが豊富なので、シリーズで揃えるのもありです。
半杭さんにはこの後、私のブランド Loopie(ルーピィー)でもお世話になる予定なので、できたら紹介したいと思います!
新しいカメラ|SONY ZV-E10
皆さんこんにちは。
またブログの間が空いてしまいました。
最近ありがたくも、記事を書くお仕事が増えて個人的にブログを書くことがどうしても後回しになってしまいます。
今回はデジタルカメラマガジン10月号のレビューのお仕事をいたしました。
我が家に段ボール箱が届くとお仕事のスタート。
新しいカメラが届くのはとても楽しみなのですが、どうしても段ボール箱が部屋にあると生活感が加わってしまうのが難点(笑)
というか、片付かない部屋のまま状態になります。
今回レビューしたのは、レンズ交換式 Vlog カメラ SONY ZV-E10
リリースと同時にYouTuberさんたちがレビューを繰り広げていたのですごい力の入った商品だなと思っていました。
早々とリリースした上で一か月以上前からの予約販売も。
実際に箱を開けてビックリの小ささ&かわいさです。
噂通りの手のひらサイズ。でも、ZV-1とは全く異なる佇まい。
やはり口径の大きいレンズは見た目にもカメラらしくていいですね。
APS-Cサイズのセンサーでα6600と同等のスペックならば、VlogでもSONYさんらしい画になるのでは?と期待大でした。そう、ファインダーがないだけ。
そして何より、カールツァイスレンズが使えるというのが魅力。贅沢なVlogカメラではないでしょうか。キットレンズの威力もしっかりと考えられているなと思いました。
私のレビューはVlogではなく、カメラとしての実写。
広角レンズらしく、細やかにキリっと映し出す描写がソニーさんらしい写り。
このあたりはVlogカメラの写りだと感じています。
パワーズーム式のレンズなのですが、シャッターボタン部分にレバーがあるので片手で違和感なく操作できるのはメリット。
夜間撮影に強く、シャドウノイズが感じられませんでした。
キットレンズでこの画質いいですよ。高感度性能もかなり良し。
最近広角16㎜(約24㎜)のパースペクティブに快感を得ております。
カールツァイスレンズも使わせていただきました。
暗い中にハイライトの当る質感よく出ていますね。
そして、ボケと解像の両立がやはりツアイスだ!って感じました。
標準となるE 35mm F1.8 OSS
小さくて取り回しがいいなぁ。これはキットレンズ意外に必ず1本持っていていいもの。
人物も動物も瞳AFバッチリでした。
高感度ISO8000での室内撮影ですが、リアリティあるとても良い質感です。
この日、神楽坂の細い路地で出会った ふくねこ堂のオーナーさんが路地でしゃがみ込むんで撮影している怪しい人物(私)に「お店覗いて行かれますか?」と快く声をかけてくださり「店長」ルイ2世くんを撮影させていただくことができました。
コロナ禍のこんなタイミングだからこそ、街では人とコミュニケーションが大事だと実感。お互いが心地よく撮影できるのは何より嬉しいです。
出会いとご協力に感謝。
そんな、SONY ZV-E10のレビューの詳細はこちら
デジタルカメラマガジン10月号にてご覧いただけると嬉しいです。
しかし、このカメラ安すぎる気がしてなりません。
LENSBABY LOVER
皆さん 暑中お見舞い申し上げます
前回書いた個展のブログ記事からまたまた久しぶりですが、その個展会場だった光盛堂Ⅱさんで出会ったレンズベビー。すっかり虜になっております。
高性能・高画質の良質なレンズは今や数知れず。
私もレビュー記事を手掛ける立場にありますが、それ以外のレンズに目を向けても性能を突き詰めつつ、コストパフォーマンスに優れた点に注力されがち。
もちろんこれらを否定しているわけではありません。
―でも、レンズベビーってそういうのも抜きにLENSBABY WORLDがあって、全く違う路線。
とにかく「遊び心は大切だ!」「自分だけの写真を創り出そう!」みたいな、意気込みと大雑把さがいい。(さすがアメリカ)
日本人は大抵そういうの好まないですが、私はそういうところが好きなのです。
貫いている感、独自路線
これです。
つい先日もPENTAX Kマウントのコンポーザー・プロⅡを迎え入れました。
コンポーザー・プロⅡはレンズユニットを入れ替えれば違う味わいのボケも楽しめます。
そしてこちらは Omni クリエイティブフィルターシステム
レンズ前玉にアイテムをかざしてフィルター効果を狙います。
どちらも、非常にクリエイティブで楽しいアイテムです。
実際に被写体に向けないとどんな写りかわからない。というところがワクワクするんです。
ボケの形と被写体にハマったときの高揚感とたまらない楽しさを感じられます。
狙い方のコツは講座の中でお伝えしようと思っています。
もう一つ
フィルムで撮影していた頃愛用していたレンズフィルター。
部屋の片づけをしていて気がついたのですが、このレンズフィルターたちレンズ径さえ合えば今でももちろん使えるわけです。
実際に上の写真と、記事最初のコンポーザー・プロⅡの撮影はクローズアップレンズを使用してみました。
フィルムの頃より格段にレンズの性能が上がっているので、とても自然な写りです。
ピクセル単位で画像を見ている人にはボケの形なんか気になるでしょうけど
カメラなんだから画像処理ではなく、こうした光学系の遊びもあっていいんじゃないかな。
そこから作品は生まれていくと思った夏でした。
遊ぶぞー!