写真と、カメラと。

写真とカメラと過ごす日々と、旅のこと。

TRAVEL55 ❘ ベトナム・ホーチミン市 まち歩き

昨年は東京・大阪と2回の個展「Ấn tượng Hồ Chí Minh」(アン トゥオン ホーチミン) を開催させていただきました。
2018年11月に行ったベトナムホーチミン市の写真展です。

写真展をご覧いただいた方々より、面白い!、楽しい、懐かしい、行ってみたい!と、いろんな角度からご意見をいただき、話も弾みとても充実した時間を過ごすことができ、嬉しく思っています。

中でも、「雑踏の音が聞こえる」「街の匂いを感じる」「街を歩いている感覚になる」という感想が写真家としてとても嬉しかった。ありがとうございます。

実は、2019年10月にも再訪。ホーチミン市の活気あふれるスピードに魅了され、前回行くことのできなかった場所へも足を延ばすことができました。

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そんな、ホーチミン市は、かつてのサイゴン
フランス統治下にあった影響が残る街並みは建物も美しく、東洋のパリとも呼ばれています。昨今の経済成長で建てられた高層ビル郡、バイク渋滞、路地裏には昔ながらの街並みと、多彩な魅力にあふれる街。(バイクの交通量はもはや世界一だと思います。)
2021年にはいよいよ地下鉄も開通する予定。空港からのアクセスも、街中の移動もしやすくなり今よりも増して急成長・発展をしていくことが感じられます。
昭和40~50年を彷彿させる人々の若さと熱量もこの国の魅力です。

そんなホーチミン市の魅力を少し写真でお見せしたいと思います。

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サイゴン中央郵便局

観光名所にもなっているサイゴン大聖堂と中央郵便局は、道を挟んで向かい合って建っています。土日は観光客や地元の学生たちが集うにぎやかな場所です。
建物は1891年完成なので今から120年以上前の建物になります。郵便局の設計は、エッフェル塔を設計したフランス建築家ギュスターヴ・エッフェルベトナムハノイ市には同氏の設計した橋も掛かっています。
実際に窓口営業されているので、ここからお土産代わりにAirmailを出すのも粋です。

 

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サイゴン大聖堂

サイゴン大聖堂は残念ながら改修工事中で2度も見られずでした。教会はフランス人建築家のJules Bourardが設計、聖母像はイタリア人彫刻家のStephen G. Cecchettiによるものだそう。

 

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統一会堂( Hội trường Thống Nhất )

南ベトナム大統領府当時のままで保存され、事実上の博物館として有料で一般公開されている統一会堂。建物内の一部の部屋は国際会議などで使用されています。
ベトコンの戦車も入口門の付近に。

 

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Sri Thenday Utthapani(スリ・タンディ・ユッタ・パニ)寺院

ヒンドゥー教寺院 1920年にタミル人によって建築。街中にどーんと構えているのですが、外壁が高く、気がつかないかもしれません。出入口を覗くと中から「入っていきな」と手招きしてくれました。入るときは裸足になります。
緑の回廊とタイルが美しく、別世界に来たような感覚に。多民族文化が合わさった街では様々な宗教の影響を感じます。また、習慣として日本とは違うことが多いので失礼の無いように配慮を。

 

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チョロン Chợ Lớn

初めて路線バスにも乗車しました。
ベトナム語しか通じませんので、はらはらドキドキですが、現代はスマホアプリが助けてくれます。ベトナムのバスルートアプリが便利。
バスの中では乗り込んできたおばさんに大声で話しかけられたのですが、何が何だかかっぱりわからないうちに降りていかれた。

 

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キムビエン市場界隈

向かった先はホーチミン市きっての中華街チョロン。チョロン(Chợ Lớn)は中華街の通称で、具体的にはホーチミン市西部の5区から6区にかけて広がるエリア。映画「愛人・ラマン」の舞台になったことでも有名です。上の写真は、秋葉原のような電気製品を扱う店が並ぶキムビエン市場周辺。

 

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チャータム教会(Nhà Thờ Cha Tam)

フランス統治時代の1900年頃に建てられたカトリック教会(別名フランシスコ・ザビエル教会)。小さいながらも東洋と西洋の建築様式が入り混じったエキゾチックな建物。というか不思議。漢字で書かれた「天主堂」が。ベトナムではこうした東西が混じった文化が多々見られます。
チョロンでは、行きたかったビンタイ市場に寄れなかったので必ずやリベンジ。

 

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タンディン教会(Nhà thờ Công Giáo Tân Định)

ピンクの教会で有名。インスタ映えスポットになってしまって、今は門の中にも入ることはできません。ステンドグラスがとても美しいそうなので見てみたかった。そもそも、教会ですから撮影目的というのは間違っていますが。
教会の近くにあるタンディン市場、地元の人たちでにぎわう市場です。ここは有名なベンタイン市場と違って物凄く通路が狭く、うず高く様々なものが積まれているのが特徴。迷路みたいで面白い。市場の周りは生鮮食品も売っています。(臭いの苦手な方は注意です)


と、建物を中心にご紹介いたしましたが、ベトナムホーチミン市の魅力はまだまだたくさん!なのですがすべてを網羅すると長くなってしまうだけなので次は夜の街編を。

 

 使用機材:RICOH GRⅡ/ GRⅢ

 

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